Reina

ウルフウォーカーのReinaのレビュー・感想・評価

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)
4.0
『ブレンダンとケルズの秘密』も『ソング・オブ・ザ・シー』も映画館で見たけど、いつのまにかケルズ三部作ということになっていた、らしい。

とにかく今作はカートゥーンサルーンの進化がすごい。動く絵本のような作画に更に磨きがかかり、これまで多かった丸モチーフが、更に複雑になりもはや幾何学模様のようになっている。 精密な背景作画だと思ったものが、気づくと全部動いてる。
まるで自分も狼になって森を走り回っているような爽快感。

異なる理由と場所で虐げられてる女の子二人が出会い、絆を深め、協力して困難に立ち向かうというGirl meets girlとcoming of ageの合わせ技。好きじゃないわけがない。
その辺りはとってもアツイものの、それぞれシングルファーザーとシングルマザー家庭なのは、単純すぎて展開がわかりやすすぎるような。

主人公の名前のロビン・グッドフェロー=夏の夜の夢のパックの別名なのはどういう意味があるのか気になる。結局は人ではなく妖精になるとかかな。
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