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ゴリラのアイヴァンのKUBOのレビュー・感想・評価

ゴリラのアイヴァン(2020年製作の映画)
3.8
アンジェリーナ・ジョリー製作の、絵を描くゴリラ「アイヴァン」の実話に基づくお話。

人間に育てられたゴリラ「アイヴァン」は、ショッピングモールに併設されている小さなサーカスの見せ物として27年間、外の世界から隔絶された世界で生きていたが、絵を描く才能が発覚して…

まずこういった作品の場合、注目すべきはCG。『ライオンキング』『ジャングルブック』とディズニーはこの手の作品はお手のものとは言っても、少しでもさじ加減を違えれば気持ち悪くもなってしまう「動物の表情」を、やり過ぎない程度に上手く調整して、人のように芝居をさせながら自然な動物に見えるバランスを達成している。脱帽である。

例えば、男優賞も女優賞もなくなった映画祭で、CGキャラクターが最優秀俳優賞を取った場合、受賞するのはCGクリエイター、なんて時代も来るのかもしれない。

そのCGによるキャラクターがみんなかわいい。思慮深いアイヴァンも、優しいステラも、かわいいルビーも、相棒のボブも、子供たちは個性豊かな動物たちに夢中になるに違いない。

絵を描く件も、サーカスを脱走する件も、大人も子供も親子でワクワクして見られる。

製作のアンジェリーナ・ジョリーは象のステラの声で出演もしている。

こちらも今中国がらみでディスられてる実写版『ムーラン』同様、コロナで劇場公開が見送られディズニープラス独占配信だけど、ディズニーらしい優しい優しい作品。親子で見るのに最適です。


*ニワトリの声が「チャカ・カーン」だったりして笑った。それであのトサカか!(^^)
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