ガク

ショック・ドゥ・フューチャーのガクのレビュー・感想・評価

4.0
冒頭、パリジェンヌがTシャツ一枚で黒ぶちメガネ、沢山のシーケンサーの前で暮らしている時点で全て持っていかれる。
東京の話題や日本のリズムマシーン、ローランドCR-78の活躍が嬉しい。
78年、YMOも出た頃、エレクトロニックミュージックの夜明け、ロックでもジャズでもファンクでもない、未来の音楽が誕生する時代が切り取られている。
男性社会で1人、電子音楽で立ち向かうアナ。若さや美人であることがかえって邪魔になる社会。ロックは博物館に行き、みんな山や川の近くで電子の音で踊ればいい!と吐き捨てるところがかっこいい。
レコードコレクターの爺さんがかっこよい。配信などなかった頃、そう言えば情報元はレコ屋かラジオだったなと思い出す。
劇中の音楽が全て良かった。
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