adonai

ショック・ドゥ・フューチャーのadonaiのレビュー・感想・評価

4.1
これはもう最高過ぎた
言ってしまえば電子音楽黎明期のバカ高いコックピットのようなモジュラー機材とリズムマシンを使って若い女性作曲家が曲を作ったり作らなかったりするだけなんだが。
個人的にはパーティでお披露目して客が踊るシーンはこれまで観たどの映画より絶頂ものの体験だったかもしれない。
ビジネス面の厳しさもリアルでいい。
今はネット配信等で世界にアプローチできるから、こういう閉鎖的なプロダクションは虚構じみた気もするが、結局目当てのレーベルに目をかけて貰えなければ同じなのは今も変わらないわけで
新しい刺激を受けて1秒でも早く作業に戻りたくなる感覚分かりすぎる。
レトロなインテリアやファッションもイケてる。
ただ音楽面はアナログ機材の原音ままではっきり言って流石に古臭くてアガらないし、そもそも音楽興味無い人間にはゴミ映画やと思うのでそこは客層絞り過ぎかと。
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