ぶみ

そこにいた男のぶみのレビュー・感想・評価

そこにいた男(2020年製作の映画)
3.0
片山慎三監督、清瀬やえこ、安井秀和共演による短編のサスペンス。
映画スタッフと俳優の恋愛模様を描く。
昨年起きた新宿ホスト殺傷事件で流出した現場写真から物語を想起したとされるように、物語はそのシーンからスタート。
そこからは、主演二人の出会いから、ある一定の結末までが描かれていくが、先日観た『罪の声』同様、まるでそれが前述の事件の真相だったと言われてもおかしくないほど、現実味溢れるもの。
特に、終盤の面会室のシーンは、台詞が少ないながらも、心情の描写が素晴らしい。
約30分という短さながら、恋愛の狂気を描くには、これで十分ではないかと思わせてくれる一作。

まっ、そうなるわなあ。
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