さんちゅ

私をくいとめてのさんちゅのネタバレレビュー・内容・結末

私をくいとめて(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

恋に落ちた音がコロッケのあがる音!素敵だ〜!
主人公がよくあるコミュ障じゃないのが珍しい。

変わっていく友達と変わらない自分の対比、感情移入しすぎて胸が苦しくなった。

カーターのことを好きな友人を止めない主人公との関係性が驚きだった。そういう距離感の職場の友人、良い。

「付き合っても何も変わらないよ、横にいるだけ」良い!
その後の「逃げたい!一人でいる方が楽!」「こんなにお願いしてるのに!!!!!」(実際してない)っていう心の叫びがすごく分かる。
恋人は欲しいけど、いざできると一人にしてよ!みたいな、特に露骨な性欲の前に晒された時に起こる。相手に悪意なんてないのに。
みんな生まれながらおひとりさまで、人といるには努力が必要……。

最後Aの存在がちょっとだけ匂わされたの素敵だった、
A(自分の中のもう一人)からの自立?はやっぱりこういう話あるあるだと思うけど、結果的にどちらも自分なのだしそのままじゃダメなのかな。結局多田さんにAを重ねて依存しちゃう気もするけど。

ヒスる人間としては、みつ子のヒスりに心当たりありすぎて見てて苦しい。
さんちゅ

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