あやみ

私をくいとめてのあやみのネタバレレビュー・内容・結末

私をくいとめて(2020年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

勝手にふるえてろがかなり好きやったのでこちらも私に合うんじゃないかと思って観てみたら、やっぱり好きやった。綿矢りささんの、不器用で生きづらい主人公の人との距離感の掴み方に苦しむ姿とか、心情の描き方が共感しやすくて、かつ好みなんやと思う。自分が自分でいることから逃れたい、みたいな。この人の描く主人公って私なの?て錯覚する時がある。ってくらい人物描写が上手すぎ。

完全にこの作品ののんちゃんを理解出来んかった部分はあるけれど、かなり自分を重ねてしまったし、傍から見るとヤバイ人なんですね私、って自らを振り返ったよ。笑
脳内反省会してるし、過去の嫌な思い出、思い出したくなくても芋づる式に脳内試写して奇声あげたくなる。好きになったら逃げたくなるのも、たぶんそうだろな。全部ひっくるめて拗らせって言うのね人は。生きるのしんどってうっすら思ってる人には響くはず。

もう少し人に好かれるには?
ただいるだけで話しかけたくなるような親しみやすさをゲットしたい、人に聞くには恥ずかしすぎる→わかる

ネガティブな話をする時だけ感情こもりがち→わかる
語尾にハートマークつける話し方しようね

人間生まれながらおひとりさま
誰かといるには努力が必要→わかる

みたいな感じで共感の嵐やった。
能年さん主演やとかなり不思議キャラな主人公の話になるのでは?とちょっと心配もしていたけれど、やっぱ朝ドラヒロインするだけの説得力が。永野芽郁ちゃんみを感じる透明感と涙の流し方でした。化粧薄い方が綺麗ってすごいんよ。

私も黄色のスーツケース買おっかな🟨
あやみ

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