もこ

私をくいとめてのもこのネタバレレビュー・内容・結末

私をくいとめて(2020年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

まずおひとりさまで楽しむ様子が見ていて心地良かったです。
おひとりさまは誰かと行動する時とはまた違った楽しさもあるので、ソロ活が当たり前になってしまうと、新しく出会えた気になる相手と過ごすのに重い腰がなかなか上がらない気持ちが少し分かる気がしました。

彼のためにめんどくせぇ~と言いながら、ひとりではあまり作らないメニューや食べきれないほどの料理をつくるみつ子がいじらしくて可愛かったです。
そしてそのごはんのお礼にマカロンやお花をくれる多田くんにもきゅん…。私がみつ子だったら花言葉まで調べたい!笑
こんないい雰囲気なのに何故家に上がって食べていかない?!とひとりつっこみしてました。笑

このお話のポイントはAとの関係性だと思いますが、主人公の葛藤の見せ方はAとの会話で構成されており斬新な切り口。
これもひとりで過ごす時間が増えた結果で、周りの人に相談しない様子の表れなのかな。

ローマに住んでる友人との久しぶりの再開では心に溝がありましたね。
心に余裕がないと大切だと思っていた友人と大切な話ができないまま時が経ってしまうこともあり、お互いの気持ちに寄り添えないまま結果的に話を流してしまうことも残念ながらありますよね…。
時間に追われる日々ですが、大切な友人はオンタイムで受け入れて、なるべく腹を割った状態で接することができたらな…と思いました。
もこ

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