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ローグのJIZEのレビュー・感想・評価

ローグ(2020年製作の映画)
3.6
アフリカの危険地帯に踏み入った傭兵部隊の顛末にせまる。まず邦題のローグは"悪党"を意味して、由来からも一見テロを撲滅する銃乱射の戦場ものかと思いきや、後半で最初に示した映画の本性とはまったく違ったカタチとなる。また主演のミーガン・フォックスのこういうB級ド真ん中を駆け抜けるような、オタクが喜びそうな作品は、いまじゃレアに感じました。ただ主人公自体の仲間の命を省みずに暴走する一面は、そこらじゅうにある。また上述したよう一粒で二度美味しい作品の構造上で『オーヴァーロード(2019年)』のような美味しいドコとり感がまんべんなく配されている。全体的に前半と後半でのジャンルの切り替えの装置や、スリラー特有の部隊が一人ひとり死においやられる絶望感など、細部を気にしなければフラッと立ち寄って確実にたのしめる要素がてんこ盛りだったように感じました。何よりミーガン・フォックスがまだ現役バリバリな身のこなしで奮闘してたため長年待ち続けている"タートルズ3"への期待を寄せます。
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