KoheiNarita

アル中女の肖像のKoheiNaritaのレビュー・感想・評価

アル中女の肖像(1979年製作の映画)
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もう20分短かったら最高だな、と思ったり。
画面への神経質なこだわりがありそうにも見えつつ、意外にも揺れや汚れに対して、世界を開いているのがよかった。
カジノの自動ドアの開く速さが狂っている。
の、ように、ガラスへの執着を感じた、とにかく壊す、水をかける、その冷たい潔癖を汚すことへの快感がある。
反権威の運動が、人知れず、ひとりでに、いつのまにか、孤独にすり替わる。全ての運動がたどり着く場所に見えて悲しい。
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