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アル中女の肖像のいのレビュー・感想・評価

アル中女の肖像(1979年製作の映画)
4.4
脳がずっと面白がっていて、コチョコチョされてるみたいだった。「物がひっくり返るだけで面白い」を酔っていない私にも共有してくれることがうれしい。

ふざけ方の手数が多くて楽しい。画が美しくなればなるほどユーモアとしての強度が高まっていくから不思議。

場面が次々に入れ替わるから下手をすればナンセンスに終始してしまうところを、底抜けの享楽と画のかっこよさが貫かれているおかげで、心地よさに昇華している。

こういう連作を作れたらいいなと思う。
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