片腕マシンボーイ

ゲキ×シネ「偽義経冥界歌」の片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

3.3
ゲキシネ20周年全作リバイバルのん!さすがに全作観る気はないけども、本作は藤原さくらちゃん出てたからぺろぺろしながら観に行ってきたぞ!2日前くらいにバルト9のチケットとろうとしたら完売で絶望したが……品川は普通に空席あった〜ホッ

牛若をうっかり殺してしまったからば……とりあえず俺が義経に成り代わって源平の合戦に出陣すんぞ!ところがその間に実家では父ちゃんと母ちゃんが大モメしてファンタジーなお家騒動から日本全土を揺るがすスペクタクルに発展すんぞぉ……ぴゃ〜!って話

うん、まだ3作しか観てないけど劇団新感線ゲキシネん中ではいまんとこ1番……イマイチやったかもね
前半は単純に面白く無い、見せ場といえば大暴れする大イノシシさんがキュートでもっとやれ!なるとこくらいかなぁ、さくらちゃんもなかなか出てこなくてマシンボーイ的には、もっと歌って踊るシーンとかいっぱいあると良いよなぁ!なんて退屈しちゃったのよ
中盤くらいから徐々にストーリーがファンタジーになってきて、話も盛り上がってくるんやが、マシンボーイ的にはファンタジーの設定にイマイチ乗りきれない、っつ〜か、世界観がよく分からなくて、小出しに後付け設定を出されていくような展開に撃沈、やっぱりあんまり物語性には魅力は感じられなかったかなぁ
あとさ、キャラクター達がいっぱい出てきて、それぞれの行動にそれぞれの正義があるからば、誰が悪役とかもイマイチわかりづらい前半からの、味方が敵に敵が味方にを繰り返した挙句、それぞれの正義が曖昧になる後半と……なんかキャラクターに一貫性がないのもあかんかったかもしらんね
うん、なんなら大暴れして死傷者多数を出した化け大イノシシを退治するわかりやすいアニパ二ものやったら良かったのに……まぁそうなればマシンボーイ的にイノシシさんの味方やけどね!と序盤の大イノシシさん大暴れを懐かしんでいたらば、後半にも大イノシシさん出てきてくれたんは良かったよね!うりぼうとかも出てきて欲しかったなぁ、ぶひぶひ

でもキャストに関しては良かったよ!
主演の生田斗真とか全然興味なかったけど、映画とかよりも舞台に映える役者さんなのかもね
あと全然知らない役者さんやったけど主人公の源九郎の父で奥州の王を演じた橋本さとしさんは前半と後半のギャップが凄くて良かったね!映画とかにも結構出てはいるみたいやけども舞台がメインの方なんかな?
弁慶はWキャストやったんかぁ……マシンボーイは橋本じゅんさんが観たかったなぁ
あとひからびさんの尻な、尻!ひからびさんの名に反して大したプリケツやったぞぉ

そしてマシンボーイのお目当ての藤原さくらちゃんは……ひゃー!たいそう可愛くてマシンボーイはぺろぺろしたぞぉ、壇ノ浦のシーンの頭に花つけてるんはアホっぽくてマシンボーイは、あれ?なったが、奥州に舞台を移したあとはずっと可愛くて良かったよねぇ、とんがったお口がキュート!ぺろぺろぺろぺろ
でもね、ファンタジーが爆発する辺りの歌唱シーンとかは正直、う〜ん、さくらちゃんのジャジーなハスキーボイスよりも高音をギャンギャンに響かせるようなメタルっぽい声質や舞台慣れした歌手の方が作品に合ってんじゃねぇの?思ってしまったのよ、あ!でも終盤はさくらちゃんの柔らかな低音が作品をしっとりと纏めていて悪くなかったんよなぁ……

あ、でも本作のベストアクトは生田斗真でもさくらちゃんでも無いのよな、うん、圧倒的にりょうさんよ!ぺろぺろぺろぺろ
りょうさんが演じるんは源九郎の義母なんやが、不思議な力を持つ巫女的なキャラクターでしてね、りょうさんのほっそい身体の何処にそんなパワーが詰まっているんや?っつ〜迫力の演技には痺れたしね!あとさ、りょうさんってモデル然としたスタイルと美麗な顔面が過ぎて、普通の人を演じていてもどこか浮世離れして見えちゃうんやが、こういう神秘的な役柄にハマった時の説得力の凄さね!ちょっと度肝を抜かれた、りょうさんにあの迫力で叱りつけられたらマシンボーイは絶対にチビるね、半分くらい嬉ションな気もするけど

さぁ、これからしばらく毎週ゲキシネがリバイバルされていくワケやが、本作はキャストは良いけど内容がイマイチやったからば今後の作品どうするか迷うのよねぇ、とりあえず好きなキャスト出てんのは観るけども……来週の「狐晴明九尾狩」は中村倫也に吉岡里帆に向井理かぁ!キャストに微塵も興味が無い〜!つ〜か苦手〜!でも狐さんが活躍する作品なのかなぁ?巨大化け狐が大暴れするアニパ二なら観たいなぁ、いまから晴明役を賢ちゃんにチェンジしてくんねぇかなぁ、ぺろぺろぺろぺろ