腎臓売買女

ヘイターの腎臓売買女のネタバレレビュー・内容・結末

ヘイター(2020年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

サイコパス要素を持つトメクが倫理観もクソもない会社で、誹謗中傷・その他犯罪行為も結果さえ出せば是とする上司に出会ったせいで、顔色は悪く目は窪み、暴走に拍車が掛かる。

トメクは叔父一家から薄ら差別を受けてきたので、無表情や笑顔の下にある上流階級への怒りと憎しみが強い。実行犯の彼と何ら変わらない。躊躇う実行犯を煽り立てる等、なんなら実行犯より強い。
トメクが政治両派煽り立てたように、トメクの刺し傷も起こした事件も政治性の話題としてSNSで消費されていく。
ガビは叔父一家と同じように「肩書」しか見てないのだが、それでも一家に混じりたかったのだろう。最後の叔父と叔母が手を重ねた瞬間、少し笑ってるように見えた。

少し『ナイトクローラー』を思い出した。
腎臓売買女

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