ノマドランドのgucciのネタバレレビュー・内容・結末

放浪の民＝ノマド、実はもっと悲壮感一杯のリーマンショック影響後の人達の悲しい物語なのかと思っていたけど、最後まで観ると明かされる主人公の動機、道の途中で再会する仲間の自由な生き様など、アメリカ伝統の生き方＝ノマドという放浪の肯定がやや強く悲壮感は薄かった気がする。最後に長老がノマドは年寄りが多いと言っていたから、老後の生き方の新しい形、または年齢に関わらず、住居に固執せず必要な分だけ働き、好きな所へ移動する自由な生き方を、自然に囲まれた健康的な生き方を表したのならば、この物語の意義が高まる気がする。