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アイダよ、何処へ?のもちごろうのレビュー・感想・評価

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)
4.1
ロシアによるウクライナ侵略、痛ましいニュースが連日流れていて、人類の、人間の、核となる部分は、どこまでも変わらないのかなぁとか思ってしまう。

この映画はスレブレニツァ大虐殺を題材に、家族を救おうと奮闘する国連現地職員アイダの奮闘を描く。いやいや国連職員特権どうよ...とか少し始め思ってしまうけど、家族ならそうする気持ちは分かるし、国連機能の限界、結局さ、自衛しかない無力感。

ラストはずっと涙腺崩壊です。あの土地では、敵味方も、何があっても、生活は続くという描写も重い。つらっ。見て良かった、良作でした。優しい世界になりますように、と願ってやまない。まず家族、友人に、それが広がれば、と。
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