◎ドキュメンタリー調だからこそ、紛争地の混沌の"リアル"が伝わってくる。
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本作は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の渦中で起こった大事件を描いた作品。「こんな悲劇は、二度と繰り返してはいけない」というメッセージが伝わってくる一方で、全く違う視点からの感想も抱いた。
⚠️⚠️⚠️以下、ネタバレ含むかも(なお、この紛争についてある程度知っている方なら問題なし)⚠️⚠️⚠️
ラストシーンを見終えたあと、すぐに頭に浮かんだのは、安倍元首相を暗殺した容疑者の顔。彼の気持ちが1mmだけ理解できるような気がした。もちろん、いかなる状況下でも人を殺すことは絶対悪。これは大前提の話だが。
※紛争地の混沌がかなりリアルに伝わってくる映画なので、見ても損はしないのでは?と思う。