ドナゴン

私というパズルのドナゴンのレビュー・感想・評価

私というパズル(2020年製作の映画)
4.0
こんなにもバチーっとイチモツが映った映画あった?!!?!?!
自分でもそこかよ、と嫌になったが、目が病んでやいないか確認するために5回は戻したよ。

ヴァネッサ・カービーが好きで鑑賞。

予告動画からしても、重いやつやん。が伝わってきて実際本編も重暗かった。

わたしは出産経験が無いので本当の痛さはわからないが、とにかくなんだか下半身が痛くなった。

前半の見せ方がうまいのもあるし、壮絶な出産シーンもあって、最悪の状態で序章終了。

映像が綺麗でとにかく引き込まれる。

死産した女性とその夫。助産師。母。親族。回りの知人たち。
それぞれ違った感情や想いをもっており、それぞれに共感してしまう。
特に母。自分の母に重ねる。
オカンとは、どこのお国でも、自分の子供のことがすっごく心配で、自分の経験した苦労はさせたくなくて、一番の味方になってあげたいと思ってるんだよね。わかるよ。

夫は叩かれがちだが、まぁこれもわかる。
肩をもつわけではないが…。
ただ、近場で処理するのはやめてほしい。
その後がややこしくなるとか思わないのね?!
そこを上手く処理できないのも含めて人間は弱くて脆いよね。

それに比べて、リンゴの生命力🍎
芽が出たシーンでは思わず涙が。

海の流れも季節の流れも止まることなく。
橋は繋がる。
大事なシーンでニット帽被ったけれど、これは希望だと捉えていいのかな?

この前見た、オクトパスの神秘に無理やり繋げちゃうんだが、本当に出産は命懸けで尊いものですね。

とても深い映画でした。

が、暗いし淡々としているので気楽に観ていられない。観る人の心の状態によります。
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