新快速

親愛なる同志たちへの新快速のネタバレレビュー・内容・結末

親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

恐怖や絶望に精神や生命を脅かされている人間は、巨大で硬直したものによっては庇護されない。寧ろ小さく曖昧なもの、例えば歌や音楽であるが、そういうものによってしか庇護され得ない(銃撃に晒される美容室、娘の骸が埋まる墓地から帰る車内)。一方でそれらは、平時は余計なものでしかない。用を問題としているうちは、無用のものは無用のものでしかないが、また同時に、有用なものが単に有用であるだけのものに過ぎないということにも気づかない。のかもしれない。
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