ニューオーダーのあおねこのレビュー・感想・評価

メキシコの情勢に詳しい訳でもないので、実際にあった話なのかと思って観てしまいました。鑑賞後に調べたところ、どうやらフィクションらしいとわかり、とりあえずノンフィクションじゃなくて良かった、と思えるほどの救いのなさでした。

このような貧困からくる世紀末的な世界は、観ていて気持ちの晴れるものではありませんが、描写が真に迫っているため、否が応でも画面に引き摺り込まれ、ラストまであっというまでした。

だからといってあまり褒める気にはなれない映画ですが、きっと良い映画だったのだろうと思います。複雑です。