リーアム・ニーソンの映画って感じの作品でした。
伝説の銀行強盗トムは、アニーと出会ったことで、過去の罪を贖罪しようとFBIに取引を持ちかける。しかし、捜査に関わった2人の捜査官が、トムが返そうとした大量の札束を横領したことで、問題は複雑化する。
罪を償う道を断たれたトムは、彼らを追い詰める策を練るが・・・。
リーアム・ニーソンも、2021年時点で69歳ですよ。正直アクションをやるには厳しい年齢。
どんなに身体を鍛えていようと、走る姿は誤魔化せない。そこに間違いなく老いが現れてしまう。
その辺りに寂しさを感じてしまいますけど、本作においては過去作のような激しいアクションが控えめに作られていたのはよかったですね。
衰えた動きを無理に見せられるより、リーアム・ニーソンの表情や、これまで培われてきた演技における説得力を押し出した構成の方が納得できます。
そうしたことを考えると、主人公を爆破のプロという設定にしたのは正解でしたね。激しい動きが少なくて済みますから。
こういうアプローチの内容なら、まだまだリーアム・ニーソンのアクション映画も楽しめそう。
