文化の違いが面白かった。
図書室でも食堂でもキスするシーンは「場をわきまえない」という分かりやすいカルチャーショックだった。
あと、落ち込んで帰ってきた思春期の子供に両親が「何があった？話して」としつこく迫るのに「いやそっとしといてくれよ、1人になりたいんだよ。嫌だよ」と主人公に感情移入した。
登場人物が皆ストレートに感情表現しすぎて、カッとなりやすすぎた。「何も言わない、そっとしておく優しさ」が乏しくて、そういう性格の人たちもいるのか…とあまり受け入れられなかった。
「察する、そっとする、周りを気にし続けて生活する」が当たり前の日本の方が少数派で特殊な文化なのだと初めて実感できた。
