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いとみちのmayaのレビュー・感想・評価

いとみち(2020年製作の映画)
4.0
父にとって娘と対話を図る手段である珈琲を娘は拒絶する。その変奏として終幕近くでは、非言語の音を使ったコミュニケーション=珈琲豆を挽く音を今度は娘の方から父に聞かせて振り向かせることで切り返しが成立する。音の作家らしい上品な演出。他にもイヤホン、津軽三味線と音で人物の関係が変わっていく。
段差があるバックヤードでのやりとり、友人宅での演奏と気合の入った長回しも。
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