このレビューはネタバレを含みます
全体的にセリフが少なく、展開も早いわけでは無いし、出てくる場所や登場人物も少ない方なので、とても見易い、分かり易いが、淡々と進んでいく印象。
しかしながら
キャストの芝居の旨さと
将棋作品というのを徹底している感じがして、将棋の知識は、あるに越した事は無いけど、キャストよりも、将棋が前に出ているのが良かった。
吉沢亮さんが将棋作品に挑戦した
というよりは
将棋作品に吉沢亮さんが挑戦した
というイメージ。
この将棋だらけのシーンが多いなかでも
エイイチ役の吉沢さんと子役さんの寄せ方に非常に感心して、2人で打ち合わせした?監督いい子役見つけたね!くらいリンクしていた、ビジュアル含め、表情やしぐさひとつ、唇の色さえも。
エイイチの母は出てこなかったけど
父との関係に
グッと胸熱になるシーンが良かった
淡々に進むストーリーだからこそ
この父親との関係が、涙でちゃったかな。
将棋しか無かったエイイチが、
改めてAI将棋に魅了され、自身も成長していく姿、ライバルとの友情もあるよね。
最初は冴えないし、どっか不貞腐れてるし、、、
ただ、最後の空港のシーンでは、非常に垢抜けたというか、穏やかな表情だったから、なぜ空港に居たのか、その後エイイチは、何してたのかわからなかったけど
ある意味、青春的な物もかんじました!
ヒットして欲しい作品!
また、公開したら、映画館にいきます!
追記
『負けました』っていう
対局の時に言う一言、、、、あれ、、、凄く色んな想いが詰まってる
そこも、グッときたなぁ。