🤔映画の「シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい！」を観て、会いたかったシラノとは違った。。
自分自身が古典的なシラノを未鑑賞のため、今回の斬新な演出や設定を消化できなかったのが原因。
シラノと切り離したベツの舞台をスクリーンで観ていると思えば…
でもスコアは保留にします。
映画のコクソン演じるシラノは最期まで想いは告げず、品格とともにロクサーヌの元を去ります。
コンプレックスを抱えて生きていたシラノの尊厳（矜持）が静かに煌めくシーンでした。
それだけに、シラノが迸る想いのままにロクサーヌに告白する場面がどうしても受け容れられず。。
マカヴォイの名演で赤裸々なまでに涙や声で想いを訴え掛けられるほどに、心の奥がしんと冷えていくのを感じました。なまじ名演なだけに。
