ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「シラノ・ド・ベルジュラック」の作品情報・感想・評価

ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「シラノ・ド・ベルジュラック」2019年製作の映画)

NT Live: Cyrano de Bergerac

上映日:2020年12月04日

製作国:

上映時間:186分

ジャンル:

4.1

あらすじ

「ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「シラノ・ド・ベルジュラック」」に投稿された感想・評価

1年半ぶりの念願叶ってようやく…🥺✨🙏

シラノの現代版アレンジってこういうことね…!!わかりやすい!!大胆過ぎる!!すごい!!
こうやって描かれると、昔の話ではなくて、今現在でも置き換えられる、何百年も普遍的なテーマであることを再認識させられる。

凝りに凝った派手派手舞台ももちろん大好きだけど、こういうどシンプルに役者の熱量で作られる世界を体感できるのも、舞台ならではの醍醐味だし好き。

ラップ調で詠まれる詩たちの絶妙な言葉遣いは、やっぱり原語で理解したいところではあるけど…でも何か、聴き取れなくても伝わったからいいよね(ポジティブ


マカヴォイがその顔でシラノって設定どないやねん、って思ってたけど、あの圧巻の演技見せられたら文句なんて何も出てこないわ…素晴らしかった。
su

suの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

早口で口の悪いマカヴォイが見たいという動機で鑑賞 叶ったし、それ以上が見れた
去年見逃して悔しかったので今年もやってくれて嬉しい
なんとなく話は知ってるけど原作未読なのでこの話の普遍性・現代性やユニークさのどこまでが原作で脚色なのかわからないのもよかった
剣による決闘シーンが言葉なの好き
ルッキズムとジェンダー(フルイドも含む)と観客や演者を視点に含めた芝居や詩作、伝統と進化、言葉と人間の話
キャスティングの妙
詩が時々ラップ調になって良い、詩の型の件もよかった
オチもめちゃ良
おもしろ〜
原作読みたいし、シラノが書いた月の話も読みたい
超モダンなぶっ飛び演出で斬新でした。何よりシラノがセクシーでマッチョで1番魅力的という、容姿コンプレックスの外見覆してるし、ロクサーヌも現代的で強かったです!

ジェームズ・マカヴォイはX-MENの印象が強く
こんなに立派な俳優さんになって!と、別の意味でも感動しました、

映画館で観られてありがたい!
Yotta

Yottaの感想・評価

5.0
本当にかっこよかった…!
演劇自体を見るのが初めてで、なぜかとても緊張した🫠
最初ヒューマンビートボックスで始まった時は戸惑いが隠しきれなかったけど、途中から気にならない…というか、もはや演じている人みんなが上手すぎて、大掛かりな舞台装置が無くとも、その情景すら見えた気がした

普段映画を見ているから特に思ったんだけど、あそこまで舞台や衣装をシンプルにすると、ここまで俳優の息づかいや表情に注目できるんだ…って驚いた
舞台装置はシンプルといえど、姿見やフードコートにありそうなイス、そして有線マイクなんかを演者が使いながら演じる事で"特別な物"みたいに感じた!

その中でも印象的だったのが、手紙を受け渡すシーン!
手紙の代わりにマイクを渡すなんて…!
このバージョンのシラノだからこその演出だと思う〜
剣が得意なシラノだけど、もちろん剣は使わないで言葉とマイクとマイクケーブルで戦う

本当にフェンシングをしてるかのように振る舞うし、次々と繰り出される鋭い言葉!
それもよく噛まないな…って思ってしまうほどの速さで紡がれる!
言葉を巧みに操るってこういう事か…ってなった😳
あと、言葉でリズムを奏でていて、そこにビートが乗れば自然と縦ノリしてる自分がいた!笑

俳優や演出だけでなく、お話もとても面白い!
シラノ・ド・ベルジュラック自体はとても有名な作品なんだね…(最近まで知らなかった)
見た目以上に剣や詩の才能があるのに、大きな鼻がコンプレックスで、自分の見た目が醜い為に、好きな子に素直に好きって言えないなんて…どの時代も一緒なんだね…

シラノ自体は気性が荒くて戦闘狂なのに、好きな子の事となると、もじもじしちゃって、自分の気持ちを打ち明けられず、ご褒美のキスも断ってしまうのかわいすぎないか…?🥺🧡
それにしても、自分の言葉を伝えたいからって、恋のライバルであるクリスチャンに「その美しい体を貸してほしい」って言って2人がくっつく為に詩を書くなんて…
独占欲は無いのかなぁ…
少なくとも傷ついた切ない表情をしていたよね

あと、あらすじ読んだ時には暗い劇なのかと思ってたけど、割と笑いがあったのも良かった!
言葉もそうだけど、声色を変えたり、クセのある言い方にしてみたり、愉快な動きがなんだかかわいい〜😌🧡
ロクサーヌに褒められた時とかに舌を鳴らして両手で「ぐっ👍🏻」ってするマカヴォイにやられました😇
何回でも見れる…愛しすぎ…

やっぱりマカヴォイの演技が大好きって再確認した!
怒り狂って声を荒げたり、低音ボイスを使って敵を倒したり…セリフ回しが絶妙だし、あんなに高速のラップなのに噛む気配がない!
コンパクトな体格だけど、誰よりもダイナミックな動きをするところも好きだ〜〜〜😭🧡

それにシラノを演じる為に鍛えたそのゴツゴツとした見た目からは想像が出来ないような繊細で壊れてしまいそうな心…だけど正義感や信念があり力強い眼差しで客席をにらむ…
ロクサーヌに手紙で愛を伝えるシーンでは、愛しさが大爆発して、温かく何かを求めるようなうるうるの瞳…震える声、言葉と言葉の間…泣きました…

シラノがロクサーヌを好きになったきっかけが明かされていないけど…もしかして自分は持ってない"美しさ"を持っていたからかな?人は自分が持ってないものをパートナーに求めがちだからなのかな?って私は考察した…


にしても最高だったな…
本当に…見れてよかった…!!
演劇にはあまり興味が無かったけど、その場その場のエネルギーが凄くて圧倒されるし、ライブだからこその演出がすごく好きかもしれない🙌🏻
waki

wakiの感想・評価

4.5
ずっと見たいと思ってて上映権切れると知ったその日に東京行きのチケットを取った。

私の親シラノ(初めて見たシラノ)はピーター・ディンクレイジ版だし、彼のシラノが大好きだからどうしても比べながら見てしまうんだけど、マカヴォイ版はシラノ・ド・ベルジュラックという男に対する解釈がめちゃくちゃ好きだった。
肥大化した劣等感、美醜への執着心、周囲からの敵対心と憎悪で生きる自由で不自由な男。
外見は醜いけど心は美しい、みたいなよくある(陳腐な)話じゃなくてシラノがどう生きて人と関わってきたか、それがどんな形で反映されているのかが全部一直線でつながっているような解釈で、「人間だ!!!」となった(どんな感想?)
マカヴォイシラノはあまりに人間臭すぎていろんなことを拗らせてる私としても「そうだよな!!人間ってそんな正しく美しくいられないよな!!!!」って肩組みそうになる笑笑
ディンクレイジシラノは高潔でカリスマ性強くてそれはそれで好きなんだけど……。

ロクサーヌもとても良かったな。賢く、意思が強く、自分を偽らない女性として描かれていてこんなん好きになるしかない。
あとこんなにも英語がわからないことが悔しくなったことはないってくらい前半の台詞とラップの応酬がすごすぎた。これは字幕に翻訳するの不可能レベルに秀逸なやつだ…。
だん

だんの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

古典をこういう風に再構築するのかと思った作品。
最後のシーンで、「俺の心意気」を言えないシラノ。ロクサーヌの反応も新鮮だった。
まぐろ

まぐろの感想・評価

4.2
鹿賀丈史主演のシラノを最後に見て早約10年
吉田鋼太郎シラノのタイミングは私がやられてて見られず、これは見なければと思ってたNTLシラノやっと見られた〜!!!!!!!!

今までのイメージが時代物の中世後期ゴリゴリの感じだったからラップ調なのもセットがどシンプルなのもすごく新鮮だった

よく考えれば韻文ってラップだもんな、それはその解釈も出るわというあたりまえ体操的気づき

手紙読み始めるシーンで泣かんやつおる?
付け鼻するやつも多いけど、なしでも成立するのが演劇だしこれもアリだし、ジェームズマカヴォイがかっちょ良すぎる

庭で影武者台詞のシーン、あんなにアップで真っ直ぐ見ながらあのセリフ言われたら好きになるに決まってる

有線マイクをあえて使う演出も「言葉」をうまく強調していてとても良きだった
使ってるふりして無線使ってるところもあるんだろうけど、とはいえ縄跳びは草

シラノの告白、原作とは違って嘘をついていたことへの贖罪の意味合いが大きかったけど、ストプレならこちらの方が合うなと思った次第でした。
良くも悪くも音楽でブォォ盛り上げるミュージカルなら美談で押し込めるしそれで泣けるけどね
桃龍

桃龍の感想・評価

1.0
2021-10-25記。
ジェームズ・マカヴォイのギャラを捻出するために、舞台装置を最小限にし、衣装も役者の普段着にしたんじゃないのか。
戦場はもちろん、背景すらなく、セリフの読み合わせのような作品。セリフも現代風で、良く言えばシンプルの極み、悪く言えば手抜き。
私は後者にしか思えない。
ささ

ささの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

笑いは嫌悪感が和らぐと思った。
椅子が前後ろに4つ並んだステージでのやり取りが面白かった。
伯爵の行いやロクサーヌへの嘘が役者の演技が面白くて済んでしまうがよく考えると酷いと思った。


2022 新3↑過11リ1計15

このレビューはネタバレを含みます

 好きです…
 ラップバトルやら現代版になってるけど、楽しいね。箱だけのシンプルセットも言葉の力をひきだしているのでは。シラノ、つよそうなジェームズマカヴォイさんだから醜男じゃないじゃん?と思ってたのだけど、演技がうまくて引き込まれる。語る言葉の美しさ。韻。低い声が心地いいですね。心を揺さぶるようなシラノの詩、とても響いた。切ないね。ジェームズマカヴォイさん、つぐないの人だと気付いて納得。筋肉!つよそう!な印象だったけど、繊細で芯のある語りが出来る方。あんまり背は高くないのに存在感ある。
ロクサーヌ、ひどいが絶妙な知と美のバランス?彼女も被害者か?
非常に良かった。マカヴォイさんの演技が好きかもしれない??とても辛い…
語ることが全てで。結局目に見える相手は理想化された幻影にすぎないのか
無言で座るクリスティアンの姿
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