りょうこ

ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「シラノ・ド・ベルジュラック」のりょうこのレビュー・感想・評価

3.5
作品のテーマ
「17世紀のフランス、文武両道で優しい心を持つが、醜い容姿のベルジュラックは愛するロクサーヌに想いを告げられず、文才のない彼女の恋人クリスチャンの代わりに彼女に恋文を書き続ける。しかしロクサーヌは次第にクリスチャン本人よりもベルジュラックが書く恋文に心惹かれるようになってしまう。愛されることに臆病な男の生涯をかけた悲劇。」


勉強になった点
ジェームズマカヴォイがすごい。身体も心も動いてる。サブテキストが分かるから、台詞が難しくても、興味深く観た。
メリハリ、ウィットに富んでいるやり取りの次の瞬間、感情的になっていて俳優さんたちがとても魅力的だった。


響かなかった点
演出が現代的すぎて、好みではなかった。作品の中身じゃないところで混乱したり、理解するためのストレスを感じた。多様性のあるキャスティングや、現代的な感覚は好きだったけれど、個人的には衣装は当時の衣装が観たかった。(あの箱の狭さだと難しいかもしれないけれど)
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