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ワイルド・スピード MEGA MAXのBOBのレビュー・感想・評価

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)
4.0
オールスターキャスト大集結。ホブスことザ・ロック参戦。カーレース映画からケイパー映画へと完全に舵を切ったシリーズ第5弾。

"This is Brazil."🇧🇷

とても面白かった。暫定ではあるが、個人的シリーズNo.1作品。

過去4作のストーリーが全て繋がり、新キャラ含めてどのキャラクターもそれぞれの個性と特技を生かして活躍する。世界各地からメンバーが続々と集まってくる来るアッセンブルシークエンスに興奮した。ケイパーストーリーは単純明快で乗りやすいし、クライマックスの街ぶっ壊し鉄金庫引きずりアクションも楽しい。しっかりとカーレースの延長上にある所が好きなポイント。

『マッドマックス 怒りのデスロード』を想わせる、冒頭の大列車強盗シークエンスが素晴らしい。ノーCGフルリアルスタントの撮影によるものらしい。鳥肌が立った。

物語の主役が、白人のポール・ウォーカーから、中南米系に見えるが実はイタリア系及びアフリカ系のヴィン・ディーゼルとなった。人種的観点から見ても、シリーズの中で大きな意味を持つ作品。

ヴィン・ディーゼルvsザ・ロックの共演が熱い。汗が飛び散る二人の肉弾戦は見応え抜群。"拳で殴り合えば皆ブラザー理論"は現在進行形で成立中。

さすがはロック様。筋肉は嘘をつかない。マスクも特殊能力も必要としないアメリカン・ヒーローだ。映るだけで画が引き締まるし、熱血凄腕FBI 捜査官としての説得力も十分。走り去るドム&ブライアンを見送るラストの仁王立ちに痺れた。衣装は、抜かりなく、自らが広告塔であるアンダーアーマーのTシャツ。

ブラジル編の主題歌が 、"Danza Kuduro"♪なのは完璧。

潜入ラジコンカーが可愛い。下水管爆破シーンは勘弁して欲しかった。

ハンの東京行きへのカウントダウンが、静かに進んでいく。

ファンの方々には申し訳ないのだが、ガル・ガドットという俳優は、いまひとつ好きになれない。類稀なる容姿故なのかもしれないが、スーパーモデルがファッションショーのランウェイを歩いているように見えることが多々ある。

誰にも分かってもらえないかもしれないが、リオ闇組織のボスとその手下が、ドゥンガとダニエウ・アウベスに見えて仕方がなかった。笑

「逃げたら自由になれない。」

340(再)
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