にこまる

アンノウン・バトル 独ソ・ルジェフ東部戦線のにこまるのレビュー・感想・評価

3.5
過去も経歴もそれぞれ違う、それでも最後は一丸となって立ち向かうっていう、王道な展開と伝えたい事は分かるけど、あまりに演出が露骨で蛇足も多過ぎる

なんだけど突然始まる出だしからの戦闘シーンは迫力もハードさも素晴らしいし、印象的なシーンも多く、キャラの見せ方も上手い

それぞれの過去は匂わす程度で良かったと思う、特に情報部少尉まで掘り下げる必要は絶対なかった、ソ連側に悪役を作らない為だろうけどあまりに無理がある

インテリが一番好き、政治将校という立場と仲間達との関係の間で揺れるところが本当に人間臭い、きっと彼配属当初は情報部少尉みたいな人だったんじゃないかな、照明弾の明かりの中、部隊長と話すシーンがすごく印象的でここがこの作品のピークだった

うーん、本当に勿体ない、傑作になり得た作品だと思う、途中から監督疲れちゃったのかなって感じる位、後半にアラが目立つ

ラストシーンもここで終わってしまうのか…蛇足分のロスタイムをラストに持って来たい…
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