1984年インド・ボパールで起きたガス漏れ事故と闘う市民たちを描く。ボパール化学工場事故は世界最悪の産業災害と言われ、3000人超の死者を出した。

事故を起こした会社側も政府も責任をとらない。そのため汚染は続き現在でも工場は有害物質を垂れ流したまま放置されているという。ガス漏れのため、眠っているまま亡くなった人も多く、無念でならない。

映画としてはオーソドックスなつくりで普通によかった。調べるかぎりだと現在も変わっていないみたい。それでも先天的障害のある子供のために手を尽くしたりと前向きに頑張る姿が素晴らしい。

アジアンドキュメンタリーズ

インドのボファールで起きたメチルガス流出による大量死亡事故。責任あるはずの米国企業、ユニオンカーバイドには責任逃れをした挙句ダウケミカルに買収され、もう関係ないと口をつぐむ。日本の公害問題のひどい版が、インドと米国という、経済格差の中でさらに酷く扱われた酷い例。もはや人々は、汚染された場所を元に戻して欲しいだけなのに。