Acne

ザ・ファブル 殺さない殺し屋のAcneのレビュー・感想・評価

3.8
アクションが凄いと聞いたので前作を見て鑑賞。
原作未読。

確かにアクションは中々に凄い。
日本映画の限界に挑戦しているなと感じる。
内容で鑑賞後メイキングを見るとここマジでスタントなしでやっているんだとより一層凄さを堪能できる。

正直アクション単体で見ればブラックウィドウを超えていました。

冒頭の駐車場での車のシーンと集合団地での足場が崩れるアクションは
特に素晴らしく、実際にスタントなしで生身で行っていてもはや頭おかしい

劇中のアクションの型とか指導も岡田自身が実際に共演者に行って
いたらしいし、もうジャニーズの枠組みを完全に超えている。
このまま突っ走ってトム・クルーズやキアヌ・リーブスの領域まで
いって欲しいものである。

脚本は前作よりはファブルの過去と重ねて重みがあったが、
まあ、特段することなく。
ギャグシーンは可もなく不可もなく。佐藤二朗の存在に色々文句が
言われていたが、宮川大輔の方が数倍不快。

個人的に不満だったのが敵役。
堤真一の敵役は悪くなかったのだが、もう少しヴィランとしての
クセと狂気感が欲しかった。

後、ファブルと対等に戦えるヴィランが出てこなかった事も不満。
このヴィランについてはキャラクター性は求めないので、とりあえずもっとタイマンで戦って対等に戦うアクションが見たかった。
(※イメージとしてはボーンシリーズの暗殺者みたいな)

思うと今作の不満点については前作は柳楽優弥と福士蒼汰がある程度
補っていたんだなと感じる。

まあ、でも次回作があればきっと見に行きますね。
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