このレビューはネタバレを含みます
平手友梨奈って「僕は嫌だ！」のイメージしか無かったけど素敵な俳優だなー。と思っていたらウツボと対峙するカットでの「クッソー！！クッソー！！」というクソ演技に思わず笑っちゃった。でも顔面はクセのある美人って感じで雰囲気あるな。
前作では出番のなかった木村文乃だけど今回はカッコいい見せ場があって良かった。原作にあったクリスマスパーティーでのヨウコと社長のエピソード好きだからカットされちゃったの残念だ、まあそういう映画じゃないし仕方ないけど。
ウツボは「人脈だけは豊富でな」というけれど訓練された兵士を分隊レベルの人数揃えられるの凄すぎだろ。しかも全員サプレッサー装備で狙撃手には観測手も付けてるしどういう人脈なの？まあ至近距離でMP5連射してるのにアキラには一発も当たってなかったし作戦を計画したウツボが凄いだけで兵士自体は素人なのかも。
足場を使ったアクションが面白かった、崩れ落ちる足場を駆け抜けるシーンがめっちゃカッコいい。廊下から室内、室内から足場、足場からまた室内へと舞台がポンポン変わるのも観ていて飽きない。子供時代にアパートで鬼ごっこしたのを思い出してテンション上がった。
でもさすがにあの高さから落ちたら死んじゃわない？ラぺリングでザイルに繋がった人はまだしもそのまま落ちちゃった人も結構いたよね？
そもそも真昼間の住宅街で暴れ過ぎじゃない？ウツボはアキラを殺せさえすれば良いのかもしれないけどそれ以外の兵士は捕まるリスクのこととか頭にないの？
ヒナコの走馬灯演出はクソダサい、あんなの原作にあったっけ？
一作目と同じくエンディングでレディガガが流れるのも脈絡無さ過ぎてダサい。
アクションはほぼ吹替えも無く本人が演じてたということらしい。リアルを追求するのは良いけど爆破カットで吹っ飛ばされてた金魚が可哀想なのであれだけはCGであって欲しい、マジで。そういえば動物が出てくるハリウッド映画のエンドクレジットにはもれなく「No Animals Were Harmed」っていう文言があるけど日本の映画界でも動物虐待を防止する施策ってあるんだろうか？
