都麦

真夏の夜のジャズ 4Kの都麦のレビュー・感想・評価

真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)
3.7
そりゃあ気持ちよく寝かせていただいた。これが音楽への最も位の高い褒め言葉だろう。そして音楽を音楽以上にしてくれるカットの数々に圧巻。ニューポートの人々のいつも通りとお祭り騒ぎの間を絶妙に表してくれるインサートはセンスそのもの。行ったこともない街のはずなのに、その街のフェスを思い出して「あの時代は最高だった」とか危うく言いそうになってしまった。そのくらい撮影が良い。

でもまあマジで気持ちよく寝かせていただきました。しかしレイトショーはヤバいやつが多い。

一人席を取ってんのにその隣に席取ってくるやつはなんなんだ?(周りも空いてんのに)まずそれで上映前のファースト鬱。そして、もう人来ないだろと思って席を変えたら俺の運の無さが爆発して隣にレベル500激ヤバ挙動不審おじさん(顔真っ赤)が来てしまいセカンド鬱。舌打ちしながら俺を横からガン見してくる。まあおれも同じ気持ちで席変えたので、そりゃそうよなと思って、いつものメガネのお兄さんに「怖い人が隣にいるので席を変えてください」と頼み、合法で誰もいない後方座席にして鑑賞した。最高だった。みなさん、映画館ではルールを守りましょう。席がどうしても耐えられないほど苦しい時は従業員さんが変えてくれますし、埋まる不安のない回であれば最後の方に席を取ればこんな苦労をしなくて済みます。通路側にし、さらに倍のお金を払って隣の席を空けることも可能です。そして映画館に行く時は怖いおじさんにならないでください。怖いおじさんには人が不快になる全ての要素が詰まっていますから。
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