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水俣曼荼羅のoのレビュー・感想・評価

水俣曼荼羅(2020年製作の映画)
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水俣病は終わっていない。この一言に尽きる。2回の休憩時間も含めれば約7時間、その中に水俣病患者がたどってきた時間が凝縮されてると思う。
52年判断条件、関西訴訟、その後の特措法など、その時々で司法や行政の判断や対応がなされていても、認定されなければ救いの手からこぼれ落ちてしまう人たちがいる。
水俣病ではなく高齢化に伴う疾病などと疑われる詐病を理由にして水俣病認定に消極的な国や県の姿勢は、加害者としての反省は全くないとしか言えないと思う。
せめて自分にできることは、悶え神のように水俣病の人たちに寄り添うことなのかもしれない。
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