緩やかさ

ノッティングヒルの洋菓子店の緩やかさのレビュー・感想・評価

4.3
全ての映画好きから総スカンされそうなこの邦題。

配給会社の人の気持ちもわからないではない。どうしたら日本でこの映画を観てもらえるだろうかと悩ましかったに違いない。


原題は「LOVE SARAH」

主人公のイザベラ39歳、

イザベラの親友サラ(故人)の娘クラリッサ、

サラの母でありクラリッサの祖母であるミミ、

ミシュラン二つ星シェフでサラの20年前の元彼のマシュー(チャラ男)、

非常にややこしい設定が物語導入部のハードルを上げるが、この4人がゼロからベーカリーを立ち上げる話だ。

ベーカリーは「LOVE SARAH」と命名される。

理想だけで何のノウハウも資金もなく丸腰で開店準備を進めるクラリッサたち。

お仕事映画と言えなくもないが、実際に商売をやっている人からしたら目も当てられないだろう。
(製菓職人からも厳しいチェックが入るだろう)

たぶんほとんどの人はこの映画面白くないと思う。でも私は大好きだった。
善人しか出てこないやつです。


あと、抹茶ミルクレープに罪は無いので責めないであげて笑
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