このレビューはネタバレを含みます
IMAX／2D／字幕
スーパーガール、スーパーホット。
「ヒーロー映画史上最高傑作」等々デっカい言葉が並べられてるけど、まあそんなことはなく…。内容（もそこまでだが）云々よりも、制作中のゴタゴタが頭をよぎり続けたせい。面白いシーンでは「ワーナー😡」の気持ちに、一人二役であることを忘れるほどの演技力を見せつけられる度に「エズラ😡」の気持ちに。いっそ駄作であって欲しかったよ。
無条件で最高だったのはオープニングのジャスティス・リーグ人命救助シーン。数年前にこういうのが出せていれば…！終盤のトマト缶を戻すシーンも泣いてしまった。タイムトラベルものならではの醍醐味かつ王道だけど『おばあちゃんの思い出』をやられると弱い。
終盤のマルチバース（ファンサービス）描写は、CGで気持ちが入り切らず。ここで実写の本人を出せないから他の場面のクオリティを合わせたんですかね。監督がなにやら言い訳してたけど、本当に「意図的」だとすれば僕は「苦手」だった。でも、MCUのToDoリスト最終行を先取りしてやった感はある。いいぞ。争え。
エリック・ストルツ版BTTFやニコラス・ケイジ版スーパーマンに対する「ここでは叶わなかった作品もどこかの宇宙では…」的な"救い"にグッと来そうになった瞬間に、「いやどの面下げてやってんだ」と一瞬で真顔に戻ってしまうのでやはりワーナーが全て悪い。
マルチバース行けたら、その世界のサブスクとかレンタルビデオ店の棚をのぞいてみたいね。ジョージ・クルーニーには流石にびっくりした。
