とみきち

ザ・フラッシュのとみきちのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーバースの後になってしまったがようやく鑑賞。
フラッシュ自体はドラマ未鑑賞、ジャスティスリーグで朧気に覚えている程度。
だからワーナーほどには主演に思い入れはない。
なので鑑賞前はなんで主役を変更しないでアクアマンのスケジュール(それはアンバーハードの問題もあったかもしれんが…)をずらしてまで公開延期しまくったのかよくわからなかった。
が、作品を見て納得した。

私生活はあまり良くなくてもキャラの使い分けには説得力もあり、俳優としてはやはり優秀なんだろうなぁと思った。

内容としては超高速移動の限界突破で時間を越えられるようになり、かつて死んでしまった母親を救うために出来るだけ影響が少なくなるように過去を変えた為にマルチバースの発生と混乱を描いた作品。

ぶっちゃけスパイダーバースと半分被ってるような内容。

今作では世界の破滅を防ぐべく母親と別れる選択をするわけだが…確かに切なくツラい。
が、何度やり直しても面倒な展開になるから辞ーめたっ!って全部無かったことにしようと匙投げた感があった…。
逆にこれに対してスパイダーバースがどういう結論を持ってくるのか、俄然楽しみになった。

マイケルキートンやベンアフレックのバットマンは予告通り、他にもシャザムに続いてガルガドットのワンダーウーマン再登場と豪華なカメオ出演。
更なるサプライズとして同じく現役のアクアマン、今は亡きクリストファーリーブ?のスーパーマンやスーパーマンの大ファンとして有名なニコケイもCGで出演するというニヤニヤが止まらない演出。
ジョージクルーニーも一体どんだけ金積んだのかとビビるけど、これはマイケルキートンがあんだけ活躍しちゃうと若干霞むかも…。

CGはタイムホール(正式名称忘れた)のシーンでは微妙でポーラーエクスプレスやベオウルフと変わらないレベル。
流石にスコーピオンキングは超えてるもののまだまだ人間をリアルに描くのは超えなければならない不気味の谷があるってことなんだなぁ。

もう一つイマイチな点としてフラッシュのヒーローとしての強さがわかるようなわからないような感じがした。
普通に考えたら超高速で加速したパンチなんてメチャクチャ強そうなのに、それで敵を倒しまくるかといえばそうでもなかった。だからジャスティスリーグでも雑用係なのか。

売り上げが伸び悩んでて続編は無さそうなのが悲しいが、非常に満足度の高い映画だった。
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