ぐっちん

ザ・フラッシュのぐっちんのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

スパゲティの話凄い分かりやすかったし、それ以上にユニバースの描き方オシャレすぎてため息出たよ。

フラッシュは次元を超えるまで後ろから前へ一直線上に加速するけど、高次元では時間は回転するように動いている。ほとんどの映画は直線として解釈するから俯瞰で見るとすげえデカい話に見えるし、これを好き勝手に弄れる存在って想像しづらいけど、回転軸に変換したことでフラッシュが早送り巻き戻しを自由に操作してるのも凄い自然だった。
そして終盤それを外側から見ると1つの大きなゾードロープ(回転する絵のやつ名前分からなくて調べました)になっていて、他のユニバースも隣り合う別々の装置として共存している。どんなにフラッシュがお話の内容を改変しても過去のDCシリーズは別のゾートロープにいるから直接は干渉できない。きっとキートンバッツとかもフラッシュの世界に同じような奴が現出しただけで、ティムバートンのゾートロープは何処か別の場所に存在してるはず。だから僕らの大好きな「バットマン」の最期がゾッド軍に滅ぼされるってわけじゃないと思う。

ここ数年飽きるほどマルチバースもの見せられてきたけどこんなに分かりやすく3次元化できてる描写初めて見たかも。やはり言葉で長々と説明されるより映像で魅せてくる方が映画って感じして素晴らしい!

でもさ複数の時間軸がある以上、ティーンフラッシュがフラッシュを庇って死んだらラスボスフラッシュとは別の個体になるから連鎖反応で消滅とかしないんじゃね? 3次元の存在が高次元で起こした時間経過ってどの次元のルールで処理されるの?
タイムトラベルものは考え出すと頭が痛くなるわね。
ぐっちん

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