母性
家族
絆
流れるように生まれていく
大切な瞬間を見せられているようだった
赤ちゃんを捨てる、売る
その行為に隠される本当の気持ちに
涙がこぼれる
"生まれてくれて、ありがとう"
そう誰もが言ってもらえる社会へ!
是枝監督からメッセージを受け取った気がした
@FansVoiceJP
赤ちゃんポストは、
日本でも一時期話題になって
その是非が問われたことがある
私は、賛成派で
手を伸ばして救える命なら・・・
そう思ってしまう
是枝監督のアフタートークで
「母性」も最初からある訳ではない
と指摘されたのが
この作品を作るきっかけだったと聞いて
私も賛同する
母性も、誰しもある訳ではなく
育つものでもある
自分自身を含めて
母性の難しさも感じる
この作品では、赤ちゃんを救うことを
それぞれが役割を持ち
静かに遂行する
子を捨てた母親を追う2人の刑事
母性を持ち
若い母親を許せないが・・・
ストーリーが進むに連れて
何が誰に必要なことなのか
決断をしなくてはならなくて
個人的には
イ・ジウンの低く悲しげに響く声と
震える瞳の中にある彼女の想いに
心を持っていかれました
俳優陣が、とにかく素晴らしく
これだけの主役級の人が集まりながら
皆が赤ちゃんを巡って
"家族"という形を形成していくこと
普通ではないけれど
確かに
彼らは赤ちゃんのために行動していること
この作品を観て
ラストの選択は色々な解釈があると思うけれど
これだけ母性や家族という
重くなりがちなテーマを
笑顔にさせる是枝監督の作品は
やはりすごい!!
としか言いようがなかったです!
生まれてくれて、ありがとう
命とは誰もが同じ価値がある
6月24日から公開です