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ベイビー・ブローカーのcalanqueのレビュー・感想・評価

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
4.9
イマイチ不評なようですが私はとても好きでした。エンドロールの中、涙がポロポロっと。こんなの何年?何十年ぶりだろう。
130分、あっという間でした。

メッセージ性とエンタメ性のバランスがとても良くて、重いテーマではあるのに嫌な後味は残らなかった。
「万引き家族」よりも全体的にライトな感じなので、物足りなさを感じる人もいるのかも。
旅を通してドンスとソヨンの距離が自然に縮まっていくところ、皆をさりげなく繋げていく少年ヘジンが素敵。
日本と似ているようで似ていない韓国の風景、時折入る空撮も良かった。
俳優陣も、私はペ・ドゥナとソン・ガンホしか知らなかったんだけど、全員素晴らしかった。私にとっては普段見慣れてないから新鮮で、それも良かったんだろうな。
福山雅治やリリー・フランキーはイメージが固定されちゃってて、今ひとつ…という感じもしていたので。
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