スマホじゃなくてタブレットに棲むものじゃん！
いやそもそもタブレットやスマホ越しで姿が見えるモンスターは"棲む"という表現で合ってるの！？とえらく現実的なツッコミを入れてしまったんですが、ホラーの見せ方も上手かったし王道のジュブナイルホラー的流れも結構良くて総合的に好きな映画でした。
単なるホラーではなく、自閉症でスマホやタブレットを通してしか会話のできない息子、そんな息子の育児でノイローゼ気味になっている母の関係性が1番のテーマとなっていて、内容の浅いB級ホラーとも一格違いました。息子を愛しているが故に傷つけてしまったり過剰になり過ぎてしまう母親の描き方がすごく良かった。
ラストも私が好きなあのJホラーと同じ展開だったので好感度高し。でもしっかり爪痕も残していくのがアメリカ産故？息子がトラウマになってなくて良かった。
あと、息子が「スポンジ・ボブ」大好きでスマホやタブレットでいつも「スポンジ・ボブ」を観てるんだけど、ラリーから息子へのプレゼントの意味が何故かピンと来てなくて、後半、時間差で突然意味が分かって大笑いしちゃった。結構好きかもラリー❤︎絵本でのラリーのビジュアルもティム・バートンのキャラみたいだったし(実物は「テリファイド」のアレみたいだったけれども)。
