ドキュメンタリー作品というよりは記録映像という形に近い、必要最低限の編集とナレーションだった。
ラダックの人々の生活を乱すことなく静かに穏やかにカメラを持って一緒に歩く。
そういう雰囲気にとても合っていて、映像や作品自体はとても古いけれど、観て良かったなと思った。

「1回回せば1000回お経を唱えたことになる」という仏教のマニ車について、自分は「まあ時短したいよね、皆楽をしたいよね」と捉えるところが、ナレーションでは「それだけ経を唱えたいということなんでしょうね」と言っていて、人の生活に寄り添うとはそういう捉え方なんだろうと思った。

40年前の作品です。どこか資料映像のような作りで一瞬意識が飛びました。でもインドであるが故に文革を免れたラダック、そんなチベット仏教が息づいたラダックの様子を伺い知れ、観る価値はありました。
*ASIAN Documentaries

ラダックとは、峠の向こうにある国を意味するとか。40年前に撮影されたドキュメンタリーなので、かなり古く感じる。親しい人の解説をききながら旅レポートをみている感じ。

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