ゾンビの中心で、……。
正直、一般的なゾンビものだと思うとちゃぶ台を返されたような未体験ゾーンに拒絶する印象を持つ危険性はある。
終盤にそれらの要素あるけれど、思っていたものと違う。
感染が始まってからじわじわと外の世界と遮断せざるを得ない精神的な苦痛を見せて、ゼロ地点に向かう。
そこから、ゾンビ映画のセオリーに従った会話劇が始まり、「叫びたかった」になるのかなとおもいきや。なんだよこの作品。
まるで現代のように部屋から出られない状況。相手がいないとテキストで会話をし、音声で会話する。直接話をすると、リスクがあるかもしれない。そんな状況の重なり方が自然とフィットしていた、意図は無かっただろうけれどすごい。
そういえば、ゾンビ映画って基本的にはパーティ構成でみんなでゾンビに立ち向かうものが多くて、原題のように'ALONE'の状況下で進行するものってあまりないような。