Netflixで配信のアニメ映画。
あのグレン・キーンが監督をしているとあってアニメーションとしては素晴らしいの一言に尽きる。
特に卓球のシーンは無重力化の動きの楽しさと色使いの美しさが見事に合わさって視覚的にすごく楽しい。
それからミュージカルパートも良い。歌が最高でした。
ただ物語としては少し物足りず。
それぞれのキャラクターを活かしきれていなかった印象。
例えば主人公のフェイフェイは学校で成績トップなくらい頭がいいという設定だが、ロケット作り以降は全く活かされず。
チンにしてもどうしてあそこまで弟になることにこだわるのかがわからない。なんとなく想像はできるがそれは物語のなかで示されているのではなく、観客の経験則からのこういうことだろうという予測によるものでしかないような。
また、なぜあなたはそれをそれにいれた！？という疑問や、それは謝罪がなければいけないのでは......？など気になる点もちらほら。
まあでも少年少女がちょっとだけ成長するお話は好きです。
