ゆう

整形水のゆうのレビュー・感想・評価

整形水(2020年製作の映画)
3.2
韓国のアニメ作品鑑賞は初かな?
アニメでも特有のバイオレンスさは健在ですね。
そして、脚本の秀悦さも。

ルッキズム的な問題を描いている作品ってなると、邦画だと『ハンサムスーツ』がパッと思いつくけど、実写だとどうしても、ブサイクとされる人を起用しなければならず、その時点で作品がブレてしまう。(そもそもハンサムスーツがそういった問題に切り込みたかったのかどうかは定かではないが)
そう言った意味で、アニメという手法を取り入れたのは正解ではないでしょうか。
国際的な祭典で、ふくよかな女性を豚扱いしてエンタメを提供しようとしていた事は記憶に新しいですが、そんな国だからこそ、もっと見られてほしいなと思いますね。

まぁ、そう言った事を抜きにしても、サスペンスとして非常に面白かったです。
オチとしては、オールドボーイに匹敵するくらいの胸糞悪さがあって、観賞後のなんとも言えない陰鬱な感情が懐かしかったですね。

さすがに、それでは警察に足が付くだろうという荒さもありましたが、それくらいは目をつぶれるくらい面白さが勝っていたように思います。
ゆう

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