ヒカル

アイの歌声を聴かせてのヒカルのレビュー・感想・評価

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)
4.0
東宝ウェンズデーで1200円だったので、謎の貧乏性で何か見ることに。決闘裁判2回目と悩みましたが、夕方からしかやっておらず、あの重い映画を仕事の前日夜に見るのは無理なので本作へ。

また、本作監督の過去作で"イブの時間"が面白かったのと、ミュージカル要素強めというのを聞き、ミュージカル映画好きとしてアニメでの日本映画における苦手ジャンルであるミュージカル克服を期待し、恥ずかしいタイトルを我慢して視聴いたしました。

ストーリーとしてはAIもののありがちなものでしたが、好物なので○。歌モノとしては、ぎりぎり及第点で、まぁまぁでした。
最近の歌モノで歌曲と歌唱力の部分で採点するなら
龍とそばかす 100点
本作 70点
Vivy -Fluorite Eye's Song 60点(テレビアニメ)
くらいでしょうか。
歌がもっと良かったら傑作となりえたと思いますので、少し残念。

が、AIの奇行や謎ミュージカル行動などの前半の伏線を全て回収するラスト近くは秀逸で、全く予想できて無かったこともあり、感動させられてしまいました。最近後半に失速する映画(シャンチー、007、DUNE)が多かったので相対的にポイント高いです。決闘裁判はラスト盛り上げ過ぎくらい感情移入させられましたので別格ですが、本作も楽しく最後まで見れました。

重い映画(DUNEや決闘裁判など)に疲れた方にオススメします。
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