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アイの歌声を聴かせてのhancharのレビュー・感想・評価

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)
3.5
個性派友達のAの推しで一緒に鑑賞。(オッサン2人で💣💥)

人の生活にAIが本格導入された近未来の日本の田舎町が舞台でそこに住んでいる女子高生のサトミ。 この町に大企業の『星間エレクトロニクス』の支社がありサトミの母親もここに勤めていて、これまでのAIを大幅にバージョンアップさせ見た目が人間と見分けが付かない女子高生タイプのAIロボットを開発するプロジェクトが始動していてそのプロジェクトリーダーを任せられている。
そしてAIロボットが完成し学校に行かせ5日間バレなければ成功(そんなんで良いのか🤔) と言う実験を始めようとしている所だった。
しかしそれを良しと思わない支社長の西城(やはりこう言う人が居ないと)。
このAIロボットをシオンと名付けサトミと同じ高校に入学する事になった。
サトミと同じクラスになったシオンはサトミとは初対面なのに「私がサトミを幸せにしてあげる」と宣言したのであった。


序盤はシオンの事を、人が恥ずかしくて胸に秘めている事を口にしたり思いもよらない行動をするなど、良くいえば細かい事を教えなきゃいけない純粋無垢の子供の様なAIロボット、悪く言えばトラブルメーカーの様に感じた。
そして作品名の通り急にミュージカル調に歌い出し🎶10分に1回は歌うハイペースっぷりに「トラブルメーカーのミュージカルアニメか?」と思ってしまった😅。

ネタバレになってしまうが


序盤のシオンが歌う事でその問題やトラブルが解決する等の[わちゃわちゃ感]や高校生の色恋沙汰には年齢的にお腹一杯に感じたがある出来事から没入出来たかな。

サトミの役の土屋太鳳さんは 日本女子体育大学卒業って事もあり『るろうに剣心』の巻町操やチアダンス物で運動神経が良いのは知っていたけど歌唱力も素晴らしかった😯。よく歌うシーンがあるアニメでは歌パートだけ違う人が担当するパターンもあるけど本人がそのまま歌うとは!!
トオマの声を担当した工藤阿須加さんも違和感なく感じ良かった👍。
サトミのお母さんに対しイヤミや皮肉を言う胸糞悪い支社長の声の津田健次郎さんも適役に思えた👏👏。

シオンの笑顔がイタく見える時もあるけど(個人的見解です)サトミを幸せにしたい理由や歌をやたら歌う理由にはホロりとさせられ、「特に意味は無い」と思われた綺麗なオープニング映像が伏線になっているなど観て損は無い作品でした。
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