ガングリオン

ザ・スイッチのガングリオンのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最高〜!猟奇殺人鬼と女子高生が入れ替わるアイディアも面白くクィアな魅力もたっぷりの映画でした!同監督の「ゾンビーワールドへようこそ」然り主人公の友人達がすごく魅力的で青春映画としても楽しい。

ダサいいじめられっ子が魅力的に変身して周りが手のひら返すってベタだけど、猟奇殺人鬼と入れ替わったせいでそうなるのが面白い。定番の展開を抑えつつも新鮮に見れます。
ストーリーがシンプルな分ゴア表現は頑張ってます。途中から分かってくるけど殺されるのが嫌な奴らしかいないから爽快!ここまで気分良く見られるスラッシャー映画も珍しいと思います。

「黒人とゲイじゃ絶対絶命!」の映画あるあるへの皮肉や逆カミングアウトとか主人公の友人のゲイジョークがキレキレで爆笑。中年男性が女の子っぽく振る舞う面白は勿論ありつつ悪意のある演出はなくバランス感覚あります。中身が女子高生とはいえ男性同士のキスも描かれます。

ジェンダーロールが反転した世界を知り成長した主人公と関係性を深めた家族3人でブッチャーに立ち向かうラストはすごく胸熱…!