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恋人はアンバーのitoのレビュー・感想・評価

恋人はアンバー(2020年製作の映画)
4.3
93分の映画にしては見応えがすごくあったなー!!エディとアンバーの関係は偽りだったかもしれないけど、その裏には強い絆が隠れてた。

アイルランドも閉鎖的なんだ。自分でいることが出来ない街で出会ったゲイとレズビアン。みんなの前では頑なに否定するし、エディに関してはずぅっとアンバーの前でも否定してた。気づいていても、一般的に定義される普通とはかけ離れていると分かっているから認めたくない。普通でいたい。そんな思いがキリキリと伝わってきました。

そんな中で偶然2人がたどり着いたレインボーの旗を掲げたBAR。そこでの出会いが2人が最終的に自分でいることを選べたことにつながっている気がします。

ずっとずっと自分を否定し続けていたエディが最後には自分を偽らずに、アンバーにはっきりと自分はゲイだと告げたシーン、感動しました。今までのエディを見てきたから余計に。いっぱいいっぱいで無理している姿を見るのは私も心が痛かったから、アンバーが彼の背中を押してあげて言葉で伝えてあげてそれがエディに届いたのが、、本当に涙です…アンバーも隠すことは無理だって、いつか絶対終わりは来るからってカミングアウトしてその結果本当に笑えるようになって良かったなぁ。幸せそうだった!!

最後のハグするシーンは涙がでました。2人は最高のパートナーで友人でかけがえのない、自分を偽らずにいられる人だったんだよね。2人の言い合い大好きだったもん!お互いが気を許してるのがよく伝わってきたから、喧嘩別れじゃなくてちゃんと思いをぶつけることが出来て良かった。これからの2人に幸あれ!!
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