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『告別』に投稿された感想・評価

大林宣彦監督作品。原作は赤川次郎さん。峰岸徹さんなどのキャストが出演。ある日、過去とつながる電話BOXが出現したことをきっかけに、峰岸徹さん演じる小坂勇一が過去と現在に向き合うSFファンタジー。大林監督らしいノスタルジックさを感じられるし、人の「死」と向き合うという点やファンタジーである点などから、同じく赤川次郎さん原作で大林監督作品の『あした』を連想した。あと、この作品の後に製作された『なごり雪』を彷彿ともさせられた。全体として、大林監督作品の中でも、かなり観やすい作品。ただし、ラストの「お父さんと2人で裸になってお湯にざぶざぶ入ってお風呂に入ろうな!」みたいなセリフのあたりとか、ちょっとロリコン臭がした。あと、「今日は生理なの。もう恥ずかしがる年頃なったの。もう大人なの。」みたいなちょっと気持ちの悪いくだりは『あした』を思い出した。それを除けば本当に変なシーンもなく、みんなで楽しめるファンタジー作品。やっぱり上記のようなちょっと気持ち悪いところを含めての大林作品だし、良い作品だった。
亜留
4.0
原作「長距離電話」を読んだということでもう一回観てみよっと。過去にこだわって、ああなればこうなったとかいう空想ばかりしていると目の前にある大切なものが見えなくなることを教えてくれる作品。

赤川次郎は推理小説が一番有名だろうけど、俺はこういう親しい人の死を克服する話や過去と向き合う話のほうが好きで、それらを映画にしてくれた大林監督には感謝。
デジタルハイビジョンの実験的な作品として作られたというだけあって映像はテレビ感。

主人公の会社の事務員を演じている裕木奈江が妙に色っぽく、主人公の肩をすぐ触るところなどドキドキするが深い関係ではなかったようで、結果何を表現したかったのか。また、上司が実は難病だったとか、自分の憧れてた女性と結ばれるために未来を変えようとするとかいくらなんでも勝手過ぎやしないか。放送当時はこういうのが流行っていたのか内容が過剰な部分も多く時代が経ったのを感じた。