ルムオ

65/シックスティ・ファイブのルムオのレビュー・感想・評価

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「宇宙」で「隕石」で「恐竜」…
しかもカイロレン…

もう情報量多すぎやないか!
オモロいに決まってる!

と期待値MAXで観に行ったのだが、良くも悪くも「宇宙」で「隕石」で「恐竜」そのまんまだった…

異星人が宇宙探査中に隕石にやられてどっかの星に不時着、宇宙船は大破、どうやら他の乗組員も全滅…ってな状況。
脱出したいけど、脱出船は遥か遠くに。しかもこの星、なんかおるでぇ!と不気味な予感が。
そして襲ってきたのはなんと恐竜、不時着したのは人類誕生前の地球だった…という突飛な発想。
アダム・ドライヴァー、つくづく宇宙行くな。

異星人なのに、見た目も言葉も服装も、現代の地球人だよ。感情移入しづらいわ。
じゃあアバターみたいなビジュアルだったら良いのか??とちょっと考えてみたけど、それもなんか違うかも。

んで「恐竜」襲ってくるし、「隕石」めっちゃ降ってくるし、はよ逃げやー!となるんだけど、それ以上でもそれ以下でもない。
ミルズの仕事の背景とか、他のスタッフの存在とか、コアとその家族の乗船理由とか、生まれ故郷の惑星の文明とか、そういうことをすっ飛ばしちゃってるから。ちょっとで良いから描いて欲しかった。

恐竜のビジュアルもなんか独特で、禍々しさ増してる。
そこは普通でよかったような気もする。

全体的に乱暴な印象。
ヤバい状況に陥って、それを乗り越えるってだけの物語。前後はなし。

最後のクレジットでサム・ライミの名前を発見!へー知らんかった。